小田原城 天守閣 復元
引用元:(http://kagawa5.jp/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D.html)

今年2016年に天守閣の改修工事を終え、5月にリニューアルオープンした小田原城天守閣ですが、この改修工事は耐震強度を上げるための改修工事です。

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小田原城天守閣は、江戸時代に数回の地震などの災害にあうたびに修理や再建を繰り返し、明治時代に廃城となりました。

現在の天守閣

小田原城 天守閣 復元
小田原城二の丸隅櫓 引用元:(http://blogs.yahoo.co.jp/momonakai/10754790.html)

現在の天守閣は1960年(昭和35年)に、宝永3年に再建された天守閣の情報をもとに鉄筋コンクリートで外見を復元したものです。

現在の小田原城天守閣は、当時の天守閣を忠実に再現した建築物であり、実は本来の意味の歴史的建築物という城というには程遠いものであるとも言えます。

そこで現在の持ち上がっている運動が認定NPO法人みんなでお城をつくる会が主催する『小田原城天守木造化プロジェクト』です。

天守閣木造化は歴史的遺産を受け継ぎ未来へつなげることです。しかし、その文化を未来につなげるためには経済的価値と、文化的価値と、市民参加型の新しい公共事業の価値を見出さなければなりません。逆に言えば天守閣木造化を切っ掛けに、この町の歴史的遺産を復元、再生することでこの3つの価値を生み出します。この価値は、大量生産、大規模資本による市場の集約化など地域社会とは切り離されたこれまでの産業構造とは逆向きの、地域経済を再生し持続可能な社会をつくる方向です。
私たちの使命は持続可能な地域社会を再構築することです。天守閣木造化はそのシンボルとなるでしょう。それが私たちの使命です。
引用元:(http://www.odawara-oshiro.org/web/about/objective.html)

現在でも宝永3年の建造時の史料が多く残っているためあえて再建ではなく「復元」という言葉を用います。

 

日本の素晴らしい建築技術を受け継ぐために

日本の歴史的建造物である城を当時の建築手法を用いて復元をするには、日本古来から伝わる木造建築手法、左官技術など多くの伝統技術が必要となってきます。

そして復元には現段階の試算で50億という多額の費用が発生します。

しかしながら日本の建築物の素晴らしさを後世にも伝えるためにも、小田原城の木造化は必要なことなのかもしれません。(小田原城の他にも名古屋城など幾つかの木造化ブロジェクトが発足しています。)

現在の鉄筋コンクリートの城の外見を忠実に再現した箱が良いのか、使われている材料、建築手法を用いて当時のままに復元した木造の城が良いのか少し真剣に考えるときになっているのかもしれませんね。

 

小田原城天守木造化プロジェクト
認定NPO法人 みんなでお城をつくる会
 

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